【新唐人日本2011年9月21日付ニュース】先週、米国国家環境保護局はニューヨークで違法殺虫剤の調査を行いました。3日間の調査で、350種の違法殺虫剤を摘発。アメリカの安全基準を越えるこれらの違法殺虫剤は、人体および環境に致命的な殺傷力をもたらすため、違法殺虫剤の小売業者10数社が、地元検察に起訴されました。
米国国家環境保護局の調査によると、ニューヨーク市で販売されていた違法殺虫剤のほとんどが中国産で、マンハッタンのチャイナタウンで販売。国家環境保護局の検査を受けていないこれらの殺虫剤は、成分表示や使用量が明記されておらず、説明書も中国語のままです。
米国国家環境保護局 ジュディ・オンク氏
「この殺虫剤の色の形からわかるように、児童が誤食しやすいのです」
環境保護局によると、これらの違法殺虫剤が売れているのは、値段の安さが主な原因です。すでに購入した消費者には、その処理に注意を促します。
ニューヨークで発見された違法殺虫剤に対し、ニューヨーク市検察は法律措置に出ました。
マンハッタン地区検察官 マンス氏
「殺虫剤を違法に販売した人、あなたは法律に触れました。あなたは消費者を危険に晒し、起訴と監禁に直面するでしょう」
アメリカの法律では、違法殺虫剤販売の場合、5000ドルの罰金または最高1年の懲役刑になります。人体と環境に深刻な危害を与える可能性のある場合は、この限りではないとも示しました。
違法殺虫剤は密輸入でアメリカに入ったと見られますが、これに対してはまだ調査が始まったばかりだそうです。
一方、ニューヨークのチャイナタウンでは違法殺虫剤を使用し、中毒になった女性が入院治療を受けています。
新唐人テレビがお伝えしました。